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「日本人の心身の病は、母系制が生み出す“禁制”と“黙契”にあり!

 日本人の「心身の病」は“動詞文の黙契”がつくる――脳のしくみから読み解く病いの正体

日本人に特徴的な“心身の病”は,日本語の動詞文が生み出す“黙契”と“禁制”によって形作られている――本記事では,このユニークな視点から日本人の病気の成り立ちと脳の働き方に迫ります。

 

●「動詞文」しか話さない社会の脳

日本語では、主語が省略されやすく、日常会話では動詞中心の短い文が好まれがちです。脳の損傷で起こる「失文法」では、動詞や助詞が脱落し、文が短く単純化することが知られています。この構造が日本人の言語習慣に反映されることで、「動詞の言葉しか使わない」=身体の緊張を解き、受動的で副交感神経中心の状態が保たれているという仮説が提示されています。

 

●「視覚」を閉ざし、反復する黙契と禁制

主語や目で見る説明(視覚)が機能せず、動詞だけの短文が行動様式として反復される――これが日本人の“黙契”です。さらに、この黙契が繰り返されると、触覚イメージが脳(右脳・虚像のX経路)に強く形成され、現実から切り離された「禁制」=イメージ世界に生きる状態が生まれるとされています。こうして「現実を見ない」「自分の解釈だけが正しい」とする思考パターンが恒常化し、対人恐怖や強迫観念、ネット依存など心身の病として現れます。

 

●母系伝承とエピソード記憶の固定

母親から動詞文で記憶した言葉(具体的な行動指示や経験)が、脳の海馬にエピソード記憶として保全される一方、それ以外の説明や概念的思考を「拒絶する」脳の恒常性がつくられる――これが女性中心の母系制社会で顕著であるという観察です。こうした記憶の固定化が、がんや認知症、自己免疫疾患など多くの病の発現とも結び付けられています。

 

●「治す」よりも「保存する」病気観

日本人にとって病気は“明日倒れるほど”でなければ許容範囲であり、病と共に生きる=脳が病的状態を保存し続けることが日常化しています。これは動物が外敵から逃避・攻撃する本能的反応とは異なり、自分の生き方や人生観そのものが病気に結び付いているとも言えます。

 

●“抽象名詞文”の学びで脳を変える

この現状を変えるには、具体的な動詞文から一歩進み、“名詞文”や“抽象名詞文”を学ぶこと=概念的思考、視覚認知を意識的に鍛えていく必要があります。

 

まとめ

日本人の“心身の病”は、単なる医学的症候だけでなく言語と行動様式、社会構造、脳の記憶・恒常性まで密接に結びついています。テクノロジーによる言語環境の変化がさらに構造を固定化しつつある今、現代社会と健康を考える上で見過ごせないテーマと言えるでしょう。